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人工血小板で止血を早める
兵士が負傷した場合,外出血を止める圧迫などの技術はかなり発達しているが,内出血を止める方法は少ない。他の人から採取した血小板は内出血にも効果的だが,合併症のリスク,冷蔵が必要といった問題がある。そこで,衛生兵が持…
Jan. 22, 2010
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清潔すぎるのも考えもの?
極端に清潔な環境で育つよりも細菌などの微生物にさらされた方が,炎症の関わる病気にかかりにくくなるらしい。炎症は,先進国の主な死因である心血管病(心筋梗塞,脳卒中など)とも深く関わっている。大人の心血管病が少ないフ…
Jan. 15, 2010
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脂肪をもって脂肪を制す?
脂肪を燃焼して熱を発生する役割を果たす褐色脂肪細胞と呼ばれる細胞は,赤ちゃんだけにあって体が冷えるのを防ぐと考えられていた。それが大人にもあることが分かったのは最近のことだ。今回,その褐色脂肪細胞の産生や機能にP…
Jan. 08, 2010
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治りにくい乳癌を探して攻撃
HER2と呼ばれるタンパク質が多すぎる乳癌は,治療が難しい。このような乳癌に有効な治療法として,HER2と反応してくっつく抗体を,炭素でできた微小なチューブ(カーボンナノチューブ)に搭載する方法が考案された。この…
Dec. 25, 2009
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甘い武器で喘息を撃退
糖を用いたアレルギー疾患の治療方法が開発されている。好酸球,好塩基球,マスト細胞といった免疫に関わる細胞は感染から体を守るが,アレルギー反応や喘息発作を促すという面もある。研究者らは,これらの細胞を死滅させる作用…
Dec. 18, 2009
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ハエ捕り紙で癌細胞ペタリ?
昔,使われていたハエ捕り紙のように,血液中の癌細胞をくっつけて捕獲する微小なシリコンチップが開発された。癌に関連した死亡の多くは,その転移が原因となる。転移は,腫瘍からはがれた癌細胞が血流に入り,体の他の部分に移…
Dec. 11, 2009
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加工食品はうつ病を促進
加工食品を多く食べる習慣がある人は,うつ病の危険性が高いことが新たな研究で明らかになった。食事全体とうつ病の関連性についての研究はこれが初めてだ。ロンドン在住の約3,500人の大人を対象に質問票を使って調査したと…
Dec. 04, 2009
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金の籠から薬を放出
光に反応して中の薬を放出する,ナノレベルの大きさの籠が発明された。金でできたスマートカプセルと呼ばれるこの容器は,スマートポリマーという材料で覆われており,治療に使う物質が中に入るようデザインされている。光に当た…
Nov. 27, 2009
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想像力で痛みを治療
原因となる病気がないのに頻繁に起こる腹痛(機能性腹痛と呼ぶ)に悩む子供は,全体の約20%にのぼるという。このような腹痛の治療で,自己催眠に似た誘導イメージ療法を標準的な治療法に加えると,効果がはるかに良くなること…
Nov. 20, 2009
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新型インフルのにせ薬に注意
米国食品医薬品局(FDA)は,インターネット上で販売されている新型インフルエンザ(H1N1)関連製品について消費者に警告した。これらは,新型インフルエンザを診断,治療または予防するとウェブサイトで宣伝されている。…
Nov. 13, 2009
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薬物中毒をワクチンで治療
薬物依存,なかでもコカイン中毒の治療に有望なワクチンの開発が進んでいる。このワクチンを中毒患者に接種すると体内に抗体が作られ,次にコカインを使用したときには血液に入ったコカインが抗体と結合し,血液中にとどまる。そ…
Nov. 06, 2009
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不景気で寿命が延びる?
不景気は悪い影響ばかりもたらすと考えがちだが,意外にも人々の健康状態を良くするらしい。世界大恐慌の時期の米国のデータによると,1932年の平均寿命は1929年に比べて6.2年延び,死亡率は低下しており,この影響は…
Oct. 30, 2009
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ちょこっとストレスが癌予防
慢性的なストレスがあると,免疫のしくみに負担がかかり病気になりやすくなることが知られているが,度々感じるちょっとしたストレスには効用もあるようだ。研究者らは,皮膚癌を起こす紫外線を週3回,10週間マウスに当てた。…
Oct. 23, 2009
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唐辛子の塗り薬で心臓を保護
心臓発作が起きたときに,唐辛子の成分カプサイシンの入った軟膏を皮膚に塗ると,心臓へのダメージが軽減されることがマウスの実験で明らかになった。実験では,心臓の細胞の死滅が85%減った。カプサイシンが皮膚の知覚神経に…
Oct. 16, 2009
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ブルーベリーが糖尿病を予防
北米産のローブッシュ・ブルーベリーの果汁に肥満や糖尿病を抑える効果のあることが分かった。効果が認められたのはこのブルーベリーの皮にある細菌によって発酵された果汁で,肥満と糖尿病になりやすいマウスの飲み水に加えたと…
Oct. 09, 2009
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吸引した脂肪を幹細胞に
さまざまな種類の細胞に分化できる幹細胞は,臓器や組織を再生する治療への利用が研究されているが,脂肪吸引術で取り除いた脂肪から幹細胞が豊富に得られることが分かった。倫理的な問題のある胚から作成した幹細胞ではなく,患…
Oct. 02, 2009
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心の痛みも身体の痛み?
周囲の人から拒絶された時の,いわゆる心の「痛み」には,身体の痛みと共通するメカニズムがあるらしい。体内にはμオピオイドという鎮痛物質があるが,これと結合する受容体の遺伝子に特定の変異(遺伝子が部分的に異なること)…
Sep. 25, 2009
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H1N1ワクチン,1回で有効
米国の国立アレルギー感染病研究所は,新型インフルエンザ(H1N1)のワクチンが臨床試験で効果を示していると発表した。これまで発表された試験結果によると,例えば,サノフィパスツール社のH1N1ワクチンを季節性インフ…
Sep. 18, 2009
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体外の磁石で幹細胞を誘導
血管の傷を修復する幹細胞を,傷の部分に集中的に送り込む新たな方法が動物実験で成功した。この方法では,鉄を含む微小な粒子に幹細胞を付着させ,体外から磁石で幹細胞を傷害部位に誘導する。粒子自体はすでにMRIで造影剤と…
Sep. 11, 2009
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痛みと痒みは別のもの
ごく弱い痛みを痒みとして感じるという説があるなど,痒みのメカニズムは謎に包まれていたが,痒みと痛みは別の経路で脳に伝わっていることが分かった。痒みの伝達に関係する受容体,GRPRの遺伝子を発見した研究班は,GRP…
Sep. 04, 2009

