こんにちは。野田小枝子です。医師であれば誰もが,外国人の患者さんに遭遇するかもしれない時代になってきました。東京女子医科大学では,希望する学生に,外国人模擬患者さんによる模擬医療面接の実習を行っています。ここでは,その経験を基に,英語での模擬医療面接で欠かせない簡単なフレーズを紹介していきます。「英語で診療なんてとんでもない!」という人にこそ,このシリーズはお勧めです。
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Doctor: Is there anything that makes the pain worse?
どうすると痛みがひどくなりますか。
Patient: When I lie down, I feel more pain.
横になるとひどくなります。
Doctor: Is there anything that makes you feel worse?
どうすると具合が悪くなりますか。
Patient: It gets worse after I eat fatty food.
脂っこいものを食べた後にひどくなります。
Doctor: Is there anything that makes it more painful?
どうすると痛みがひどくなりますか。
Patient: When I stand up and when I go down the stairs.
立ち上がる時や階段を降りるときにひどくなります。
【解説】増悪因子はaggravating factor と言いますが,患者さんには専門用語を使わず,一般的な言葉で聞きましょう。Is there anything ~? という形は,Is there anything you want to add?(つけ加えておきたいことがありますか),Is there anything I should know?(私が知っておかなくてはいけないことがありますか)など,いろいろ使えて便利です。